RapidReport 製品ドキュメント

はじめに

本ドキュメントでは、帳票ツールRapidReportの使用方法および技術的な仕様の詳細について説明します。

RapidReportの購入を検討されている方向けの説明(製品概要および特徴、パンフレット等資料、問合せ先、見積依頼/注文方法など)は、
製品のランディングページにあります。

ランディングページからは製品の評価版も入手できます。
評価版には特に機能制限はないので、評価版においても本ドキュメントの内容は全て有効です。

初めてRapidReportを使用される場合、左メニューの「最初の一歩」の内容から参照することをお勧めします。

なお、製品についての技術的な質問はQAフォーラムにて無償で受け付けています。どうぞお気軽にご投稿ください。

※ 製品のダウンロードについて

すでにRapidReportをご購入いただいたお客様には、ライセンスキー発行時および新しいバージョンのリリース時にご案内のメールをお送りしています。
メールの文面内に製品のダウンロードURLが含まれていますので、ダウンロードの際はそちらを参照ください。

メールが届いていない、紛失した等の場合は rapidreport@systembase.co.jp へご連絡ください。

動作イメージ

RapidReportの動作イメージを以下に示します。
独自のレポートデザイナで作成した帳票定義ファイル(拡張子RRPT)に対し、 プログラムからデータを流し込むことで帳票を出力できるという仕組みです。

同じ帳票定義ファイルを.NETとJavaの両方から利用することができます。
帳票の出力形式はPDF、Excel(XLS/XLSX)に対応しています。 .NET版ではプレビューや直接印刷を行うこともできます。

RapidReportの仕組み

※ プレビュー機能は、Windowsデスクトップアプリでのみ利用可能です。
※ 直接印刷機能は、Windowsでのみ利用可能です。
※ 直接印刷は、帳票出力エンジンを動作させる環境から利用できるプリンタのみに対して可能です。
※ Webアプリでの利用の場合、クライアントのプリンタへの直接印刷は行えません。

動作環境

レポートデザイナを利用するには、.NET Framework3.5以上が必要です。

.NET Framework版帳票出力ライブラリを利用するには、.NET Framework3.5以上が必要です。

.NET5以降/.NET Core版帳票出力ライブラリを利用するには、.NET Core3.1, .NET5/6/7/8 のいずれかが必要です。

Java版帳票出力ライブラリを利用するには、Java8以上が必要です。

※ Windowsの「ローカルセキュリティポリシー」で「セキュリティオプション」「システム暗号化:暗号化、ハッシュ、署名のためのFIPS準拠アルゴリズムを使う」が有効となっている場合、 .NET Framework版からはPDFまたはXLSファイルを出力できません(XLSXファイルの出力は可)。
PDFを出力する場合はエラー回避方法があります。
※ .NET5以降/.NET Core版、Java版の場合はこの問題は発生しません。

帳票の出力形式

利用する環境に応じて、下記の形式にて帳票出力を行えます。

環境 出力形式
.NET Framework (VB/C#)
PDF
Excel(XLS/XLSX)
直接印刷、プレビュー表示
.NET Core3.1/.NET5以上 (VB/C#)
PDF
Excel(XLSX)
直接印刷、プレビュー表示 ※Windowsのみ
Java
PDF
Excel(XLS/XLSX)
オプション製品 RapidReport帳票サーバ使用時
※ PHP, Ruby, Python など、任意の環境から利用可能です。
PDF
Excel(XLS/XLSX)
直接印刷

動作確認済OS

RapidReportは、以下のOSで動作確認を行っています。

  • Windows8.1 32bit/64bit
  • Windows10 32bit/64bit バージョン22H2
  • Windows11 バージョン22H2
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022
  • CentOS 6 (Java)
  • CentOS 7 (Java)
  • CentOS 8 (Java/.NET)
  • AlmoLinux 9 (Java/.NET)
  • Ubuntu 14 (Java)
  • Ubuntu 18 (Java)
  • Ubuntu 20 (Java/.NET)
  • Ubuntu 22 (Java/.NET)

ソースコード

RapidReportの帳票出力ライブラリは、BSDライセンスでオープンソースとして公開しています。 解析および修正を自由に行うことが可能です。

GitHubリポジトリ: https://github.com/rapidreport

依存するソフトウェア

RapidReportは以下のソフトウェアを利用しています。

プログラム生成ツール VeraSym Application Generator との連携

VeraSym Application Generator(VSAG)は、システム設計専用ツールの VeraSym System Designer(VSSD)で作成されたシステムの設計情報から、 プログラムソースを自動生成するツールです。

VSAGのオプション製品である VSAG for RapidReport を利用することで、 RapidReportの帳票定義ファイルや帳票出力を行うためのプログラムソースコードを生成することができます。

詳細については、VSAG for RapidReport (開発・販売:株式会社第一コンピュータリソース)をご覧ください。


Copyright (c) 2013, SystemBase Co.,Ltd. All rights reserved.